✔︎ ACLってどんな大会?
✔︎ ACLに出場するための条件は?
✔︎ 「グループステージ」、「プレーオフ」って何?
この記事では、ACLの大会概要や分かりづらい出場条件や出場資格についても、できるだけ分かりやすく解説していきます!
ACLってどんな大会?
正式名称:AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League)
アジアナンバー1クラブを決定する事を目的として、これまで開催されていた3大会を統合して、2002年に発足しました。
・アジアクラブ選手権(※) ・アジアカップウィナーズカップ ・アジアスーパーカップ
(※) 前身は1967年に開催されたアジアチャンピオンクラブズトーナメントであり、そこまで辿ると意外と歴史は長いのです。
なお本大会は、アジアのクラブチームにとっては最も権威のある大会で、優勝したクラブには、
・400万USドル(約4億5千万円)の賞金と勝利ボーナス ・FIFAクラブワールドカップへの出場権 ・翌年のACL出場権
が与えられます。
どんな国が参加しているのか
参加国は東西二つの地域に分けられます。
東西の出場国は下記の通りとなっています。
東地区:日本、韓国、中国、香港、オーストラリア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポール、ミャンマー等
西地区:サウジアラビア、イラン、カタール、アラブ首長国連邦、ウズベキスタン、ヨルダン、シリア、インド、タジキスタン、トルクメニスタン等
ACLに出場するための条件・出場資格とは?
各国の出場枠はAFCのランキングで決まる
AFCランキング(AFC CLUB COMPETITIONS RANKING)は、過去4シーズンのクラブが出場する大会の結果を元に算出されます。
出場枠は、
・直接出場枠(グループステージ出場枠) ・プレーオフ出場枠
に分けられ、東西の地区ごとで、各国に出場枠が割り当てられます。
直接出場枠(グループステージ出場枠)
ACL本大会に無条件で出場できる枠のことです。
この出場枠から出場した場合は、本大会であるグループステージから直接出場できます。
グループステージを勝ち抜けることができれば、次のノックアウトステージ(※後述)に進むことができます。
プレーオフ出場枠
プレーオフ出場枠で出場した場合、ACL本大会であるグループステージに直接出場できるわけではありません。
プレーオフは、いわゆる予選リーグで、ここで勝ち進めることができなければ、グループステージへの出場権を得ることはできません。
AFCランキングごとに各国に与えられる出場枠が変わる
3+1
AFCランキング上位2カ国に、最大出場枠である、3つの直接出場枠と1つのプレーオフ出場枠が与えられます。
これを「3+1」と表記します。
2+2
AFCランキング3位、4位には、2つの直接出場枠と2つのプレーオフ出場枠が与えられます。
これを「2+2」と表記します。
1+2
AFCランキング5位には、1つの直接出場枠と2つのプレーオフ出場枠が与えられます。
「1+2」ですね。
このようにAFCランキングが下がれば下がるほど、出場枠が少なくなっていきます。
日本は東地区2位
2021年の日本は東地区2位のため、最大出場枠である「3+1」を有しています。
ただ、過去4シーズンの大会結果を元に算出される結果のため、大会で早々と敗退してしまうとランキングが下がってしまい、翌年の出場枠に影響を与えます。
「グループステージ」、「ノックアウトステージ」って何?
グループステージとは?
出場40チームが、東西それぞれ4チームずつ5グループに分けられ、各グループごとで総当たり戦を行うステージのことを指します。
そして、東西各グループ1位の5チームと、各グループ2位のうち成績上位3チームの各8チーム、東西計16チームが、ノックアウトステージ(決勝トーナメント)に進出することができます。
ノックアウトステージとは?
準々決勝以降の決勝トーナメントのことを指します。
前述のグループステージを勝ち上がった全16チームでトーナメント戦を行います。
日本のクラブチームが出場するには?
ACLに出場できるクラブチームは、その国のリーグ戦及びカップ戦の上位チームのみとなっています。
日本の出場枠が「3+1」の2022年現在、日本のクラブチームが出場するための条件は下記の通りです。
直接出場枠 : J1リーグ優勝、Jリーグ2位、天皇杯優勝 プレーオフ出場枠 : J1リーグ3位(前年度ACL優勝しているクラブがある場合は、前年度優勝クラブが出場)
ただし、J1リーグ優勝、2位、3位のチームが天皇杯優勝もした場合には、J1リーグ4位のチームにプレーオフ出場枠が与えられます。
以上、ACLの大会概要や出場条件についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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